玄関

名古屋の伝統を
未来につなぐ、
叡智と技術と
文化の結晶。

障壁画

400年前の
貴重な障壁画が、
現代の絵師に
よって甦る。

上洛殿上段之間

上洛殿上段之間

本丸御殿 平面図

本丸御殿 平面図

表書院

表書院

一流の技術を注ぎ込んだ、
近世城郭御殿の最高傑作。

本丸御殿は、日本を代表する近世書院造の建造物で、総面積3,100㎡、13棟の建物で構成されます。優美な外観とともに、室内は山水花鳥などを画材とした障壁画や飾金具などで絢爛豪華に飾られ、建築・絵画・美術工芸史において高く評価されています。城郭建築における国宝第1号(昭和5年)であり、世界に誇ることができる城郭御殿です。平成30年の完成公開では、江戸幕府将軍が宿泊するために建造された、最も豪華絢爛な「上洛殿」や「湯殿書院」などを公開します。

戦災焼失前の大小天守と本丸御殿(ガラス乾板写真)

豊富な史料から、
在りし日の姿を忠実に復元。

名古屋城には江戸時代の文献や、昭和戦前期の古写真、実測図など豊富な史料が残されています。全国的に見られる城郭建築の復元の中で、最も実証的で忠実な復元が可能になったのは、これら第一級の史料があったからに他なりません。復元にあたっては、旧来の工法や材料を採用し、伝統技術や技法を受け継ぐとともに復元過程を広く公開し、先人の技や知恵を未来へと継承することを目指しています。

雪中梅竹鳥図(復元模写)

雪中梅竹鳥図(復元模写)

四百年前との対話から生まれる、
美しい復元模写。

平成4年から始められた名古屋城本丸御殿障壁画の復元模写も見どころのひとつです。日本中の城郭障壁画の中でも稀有なことに、実物(重要文化財)と写真資料が現存するため、描かれた当時の色彩を忠実に再現する復元模写の方法を選択することが可能となります。顔料、材質などの科学的分析を駆使しつつ、江戸時代の伝統的な画法を明らかにし、息をのむほど美しい復元模写作品が誕生します。

木曽の森

千年先へ、語り継ぐために。

本丸御殿の復元は、技術や文化を後世へと継承する貴重な場にもなっています。武家文化の正統を受け継ぐ華麗な意匠、ものづくりの技と知恵、しなやかで美しい木の文化。本丸御殿は、この地に華開いた名古屋文化の原点ともいえます。木曽の森で数百年の時を刻んだ檜は、新たな命を吹き込まれ、千年先の未来へと受け継がれていきます。